ビフィズス菌・乳酸菌の免疫力を上げる作用はよく知られてるようになってきました。
インフルエンザ対策に機能性ヨーグルトや乳酸菌サプリメントを検討している方も多いと思います。
このページでは特にインフルエンザに関する「研究成果」がある乳酸菌・ビフィズス菌をまとめました。
インフルエンザ感染予防・症状軽減
プロバイオティクス・バイオジェニックスにはNK細胞など免疫細胞を活性化するものが数多く確認されています。
乳酸菌・ビフィズス菌が私達の免疫力を活性化してくれれば、感染症に関するリスクを下げることが期待できます。
インフルエンザ感染予防
善玉菌によって活性化されたNK細胞がインフルエンザウイルスに感染した細胞を退治してくれれば、インフルエンザ感染症の発症するリスクを低減することができます。
インフルエンザ感染症の症状を軽減
マウスを使った実験ではインフルエンザに感染させたマウスの生存率の改善などの報告がある菌もあり、善玉菌にはインフルエンザ予防だけでなく症状が重篤になるリスクを減少させる効果も期待できます。
ヒトを対象にした実験でも「のどの痛み」や「せき」といった症状が軽減される効果が報告されている菌もあります。
定番のR-1乳酸菌
R-1乳酸菌は佐賀県などで小・中学生を対象とした実験でインフルエンザ感染症を予防する効果が確認されました。
このことがメディアで取り上げられて、R-1乳酸菌を含んだヨーグルトは一躍人気商品となり、現在ではインフルエンザ対策の定番になっています。
R-1乳酸菌を含んだ製品は生産能力増強前までは、インフルエンザの季節には売り切れてしまい、手に入れることが難しいほどでした。
R-1乳酸菌以外にもインフルエンザ対策に有効な善玉菌はある
免疫力を活性化する乳酸菌・ビフィズス菌は数多く発見されています。
そういった菌の中で、ヒトを対象としたインフルエンザに関する実験を行っているのは、R-1乳酸菌以外にもいくつも存在します。
その中でも大きめの規模で実験を行ったのはラブレ菌です。
ラブレ菌は2014年に栃木県那須塩原市で約3000人の小学生を対象とした実験でインフルエンザ感染率を下げるという効果をあげました。
この他の菌もマウスやヒトを対象とした実験でインフルエンザ感染症に対する効果をあげています。
毎日続けることが必要
乳酸菌・ビフィズス菌でインフルエンザ感染症を予防する基本的なメカニズムは、
NK細胞などの免疫力を活性化→インフルエンザに感染した細胞を倒す
というものです。
乳酸菌やビフィズス菌が直接インフルエンザウイルスと戦ったり、ウイルスの増殖を妨げたりするわけではありません。
免疫力強化の効果が期待される乳酸菌・ビフィズス菌を含む製品の効果はマイルドなことが特徴です。
いわゆる健康食品ですので、医薬品とは違って、摂取したら数時間で効いてくるようなことはありません。
先に述べた小学生を対象とした2つの実験のいずれでも毎日毎日、数週間の間、乳酸菌を摂取してもらっています。
プロバイオティクス・バイオジェニックスはコツコツと続けることが大切です。
インフルエンザ対策でヨーグルト・サプリメントを選ぶなら、
- インフルエンザの『研究成果』のある善玉菌を含むもの
- 毎日摂取しやすいもの(おいしいもの、手に入りやすいもの、サプリなどストックしておきやすいもの)
この2つの要素を兼ね備えた製品を選ぶことをオススメします。
継続はチカラなりです。