コレステロール
コレステロールは脳や神経組織、肝臓などに広く存在する脂質の一種で、細胞膜を構成する重要な物質です。脂肪の吸収に必要な胆汁酸や性ホルモンの原料になります。
健康なヒトの場合はカラダに必要なコレステロールの約8割を肝臓などで合成しています。食事からの摂取量が多ければ体内での合成量を減るよう調節されています。
しかしなんらかの原因で血中コレステロール値が高くなりすぎると高コレステロール血症や動脈硬化の原因になってしまいます。
善玉菌によるコレステロール値低減のメカニズム
- 菌体とコレステロール・胆汁酸の結合によるコレステロール排泄促進
- 胆汁酸脱抱合による胆汁酸排泄促進
- 短鎖脂肪酸によるコレステロール合成抑制
- ビフィズス菌が腸内のコレステロールの半分を腸で吸収されにくいコプロスタノールのいう物質に分解する
このような善玉菌の作用によりコレステロール値が低減されると考えられています。