オリゴ糖
ヒトの消化酵素によって分解されず、大腸まで届きビフィズス菌・乳酸菌などの善玉菌のエサになります(悪玉菌のエサにはなりにくい)。
毎日オリゴ糖を摂取すれば腸内細菌のうちで通常10〜20%程度を占めるビフィズス菌の割合をさらに増やすことも可能です。
オリゴ糖を含む商品は「おなか調子を整える」という保健機能から特定保健食品のお墨付きを受けているものもたくさんあります。
オリゴ糖は野菜や果物、牛乳などにも含まれていますがその量はわずかで確実な効果が期待できるほどの量ではありません。サプリメントや健康食品から摂取するのが合理的です。
特定保健食品の関与成分として次の9種類のオリゴ糖が認められています。
- 大豆オリゴ糖
- フラクトオリゴ糖
- 乳果オリゴ糖
- ガラクトオリゴ糖
- キシロオリゴ糖
- イソマルオリゴ糖
- ラクチュロース
- ラフィノース
- コーヒー豆マンノオリゴ糖
ビフィズス菌にはオリゴ糖の好みがある
オリゴ糖は大概のビフィズス菌のエサになりますが、ビフィズス菌に種類などによってオリゴ糖の好き嫌いがあるものもあるようで、たとえばビフィドバクテリウム・ビフィダムに属するビフィズス菌はフラクトオリゴ糖をエサにしないようです。
腸内フローラは人それぞれ違うので、糞便を調べて分析してもらわない限りどのようなビフィズス菌がいるかわかりません。
しばらく摂取してみてもあまり変化を感じることがなければ、複数の種類のオリゴ糖を使ってみたり、または別の種類のオリゴ糖を試してみたりするとより良い結果が得られるかもしれませんね。