腸内環境を整えて免疫機能を活性化
腸管にはヒトの粘膜免疫の約6割が集中しています。腸を健全に保ち、腸の免疫細胞を活性化させることが感染症の予防につながります。
そもそも健康なヒトの腸内フローラには
- 消化管を病原菌の感染から守る
- 粘膜免疫を強化する
といった機能があります。
したがって悪玉菌が増えて腸内環境が悪化すれば当然ながら免疫力は低下し、感染症にかかるリスクが上昇します。
整腸作用のある善玉菌を摂取して腸内環境を環境を改善すれば本来、腸内フローラの持っていた免疫力を取り戻すことができるかもしれません。
免疫力強化作用
マクロファージやNK細胞(ナチュラルキラー細胞)などの免疫細胞を活性化する作用のある菌も数多く見つかっています。
継続的に善玉菌を摂取することにより免疫力を高めることが感染症につながるかもしれません。
抗生剤関連下痢症
抗生剤治療を受けると腸内フローラが乱れ悪玉菌や日和見菌が異常増殖するなどして、約20%の患者に下痢症が起こります。
プロバイオティクスはこのような下痢症状を予防・軽減させることが報告されています。
ロタウイルス感染症
冬季の乳幼児下痢症の主な原因となるロタウイルス感染症の予防や下痢持続日数の短縮が確認されています。
ロタウイルス感染症に関する研究成果のある菌はこちら
インフルエンザ感染症
プロバイオティクス・バイオジェニックスには免疫力を強化する作用のあるもの数多く確認されています。
NK細胞などの免疫力が強化され、インフルエンザ感染率の低減や症状の緩和といった研究成果の善玉菌もあります。
インフルエンザ感染症に関する研究成果のある菌はこちら
病原性大腸菌O-157感染症
O-157が腸管に付くことを妨げたり、症状を軽減する効果の期待される菌もあります。
O-157に関する研究成果のある菌はこちら
ノロウイルス発熱日数短縮
プロバイオティクスによってノロウイルス感染性胃腸炎による発熱日数を短縮するという報告もあります。
ノロウイルス感染症に関する研究成果のある菌はこちら
ピロリ菌対策
日本での感染者は5000万人以上、50歳以上では70〜80%になると言われています。
ピロリ菌に感染すると胃壁の細胞が攻撃され、胃ガンになるリスクが5〜10倍になります。
プロバイオティクスの中には胃で活躍し、ピロリ菌を抑制する作用を持つものがあります。
ピロリ菌に関する研究成果のある菌はこちら