『低脂肪』『脂肪ゼロ』のヨーグルト・飲むヨーグルトをまとめました。

今から100年以上前、プロバイオティクスの概念を着想したロシアの微生物学者イリヤ・メチニコフ博士はコーカサス地方には長寿の人が多いと聞き、その理由はコーカサス地方でよく食べられている「ヨーグルト」にあると考えました。

コーカサス地方ではなんと1日あたり1kgものヨーグルトを食べることもあるそうです。

私達もヨーグルトをもりもり食べて長寿を目指したいところですが、やはり非常に気になるのがカロリー・脂質ですね。

かのイリヤ・メチニコフ博士も無脂肪でヨーグルトを作ることをオススメしていました。

もちろん、現代の日本の代表する腸内環境の研究者の著書を読んでみても、健康のためには低脂肪・無脂肪ヨーグルトが良いと書かれています。

というわけで、低脂肪・無脂肪(脂肪ゼロ)のヨーグルトについて整理してみたいと思います。

普通のヨーグルトの脂肪分・カロリーは?

まずは日本を代表するプロバイオティクスヨーグルトであり、”正統”なヨーグルトである『明治ブルガリアヨーグルト LB81 プレーン』の成分を確認してみます。

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100gあたり

  • エネルギー(62kcal)
  • たんぱく質(3.4g)
  • 脂質(3.0g)
  • 炭水化物(5.3g)
  • 食塩相当量(0.13g)
  • カルシウム(109mg)

一方、『明治ブルガリアヨーグルト LB81 そのままおいしい脂肪0 プレーン』は、

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100gあたり

  • エネルギー(38kcal)
  • たんぱく質(3.9g)
  • 脂質(0g)
  • 炭水化物(5.6g)
  • 食塩相当量(0.12g)
  • カルシウム(111mg)

脂肪ゼロタイプは普通のタイプに比べてカロリーが約40%低くなっていますね。

菌の数が少ないのか?

明治ブルガリアヨーグルトはLB81乳酸菌を関与成分として特定保健用食品になっています。

その菌数は100gあたり110億個以上です。

脂肪ゼロは菌も少ないのか思われる方もいるかもしれませんが、菌数はほぼ同等ということです。

乳酸菌は脂質をエネルギー源とするわけではないので、脂質ゼロでも菌数には影響がないのかもしれません。

低脂肪・無脂肪ヨーグルトはまずい?

たしかに低脂肪・無脂肪ヨーグルトは普通のヨーグルトに比べるとコクが少ないですね。

良く言えば『あっさり』、悪く言えば『おいしくない』という感じです。

ヘルシーさの代償として割り切るしかありませんね。

なぜ『明治ブルガリアヨーグルト脂肪ゼロ』や『ビヒダス脂肪ゼロ』や『恵 プレーンヨーグルト 脂肪ゼロ』はトクホではないのか?

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特定保健用食品の表示許可を取得するにはしっかりと科学的根拠があるだけでなく、消費者庁の個別審査も突破しなければなりません。

これには多大な時間やコストがかかるそうです。

↑これらの3つのヨーグルトが特定保健用食品であるのにもかかわらず、

↑これらの「脂肪ゼロバージョン」がトクホではない理由はおそらくコストや手間の関係だと思われます。

脂肪ゼロバージョンに含まれるプロバイオティクス菌の菌数もほぼ同数ということなので、その気になればトクホになれるはずです。

低脂肪・無脂肪ヨーグルトは危険?

低脂肪・無脂肪ヨーグルトとは乳脂質の控えめ・またはほとんど脂質ゼロの乳で発酵されたヨーグルトです。

なぜかこれらのヨーグルトが危険と言われることがあるようですが、それについて特に科学的根拠はなさそうです。

低脂肪・無脂肪ヨーグルトは、普通に考えれば危険どころかむしろヘルシーな食べ物です。

確かにどんな食べ物も食べ過ぎはよくありません。

特定保健用食品機能性表示食品の製品には摂取目安量が表示されているものもあります。

そういったものを目安にすると良いでしょう。

確かにヨーグルトに含まれるプロバイオティクスと相性が良くない場合もあり、お腹の調子がイマイチになることがあるかもしれませんが、これに関して脂肪分とはあまり関連はないはずです。

低脂肪ヨーグルトとは?

脂肪乳に含まれる乳脂肪分は0.5以上1.5%以下のものが低脂肪と定義されています。

ここでは脂質が100gあたり0.5以上1.5g程度の

  • ヨーグルト
  • 飲むヨーグルト
  • 乳酸菌飲料

をアクセスの多い順にまとめました。

低脂肪のヨーグルトは”普通のヨーグルト”よりもコクはないものの、あっさりしていて食べやすいことが特徴です。

※パッケージなどに「低脂肪」と書かれていなくても脂質がやや低めなヨーグルト・乳酸菌飲料も含んでいます。

低脂肪ヨーグルト アクセスランキング

※ランキングは数時間おきに自動的に更新されます。

無脂肪ヨーグルトとは?

脂肪乳に含まれる乳脂肪分は0.5%以下のものが無脂肪と定義されています。

ここでは脂質が100gあたり0.5g以下程度の

  • ヨーグルト
  • 飲むヨーグルト
  • 乳酸菌飲料

をアクセスの多い順にまとめました。

無脂肪のヨーグルトは”普通のヨーグルト”に比べるとコクがなく、デザート・嗜好品というよりはむしろ『健康食品』という傾向が強いように感じられます。

ちなみに私がこれまでに食べてきた『無脂肪ヨーグルト』の中でもっともおいしいと感じたのは『小岩井 生乳(なまにゅう)ヨーグルト クリーミー 脂肪0』です。

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無脂肪なのにすごくおいしい『小岩井 生乳(なまにゅう)ヨーグルト クリーミー 脂肪0』

※パッケージなどに「無脂肪」と書かれていなくても脂質が100gあたり0.5g未満のヨーグルト・乳酸菌飲料も含んでいます。

無脂肪ヨーグルト アクセスランキング

※ランキングは数時間おきに自動的に更新されます。

オススメの低脂肪・無脂肪ヨーグルトは?

私のオススメの低脂肪ヨーグルトは、

  • 商品の入手のしやさすさ
  • 価格
  • 含まれる菌の研究成果

などから総合的に判断して、食物繊維イヌリンも配合されシンバイオティクスになった『BifiXヨーグルト』です。

BifiXヨーグルトは低脂肪とは書かれていませんが、100gあたり1.5gの低脂質です。

オススメの無脂肪ヨーグルトはやはり、日本3大プレーンヨーグルトの無脂肪バージョンです。

 

ヨーグルトは食べ過ぎには注意しながら、コツコツと継続的に摂取することが重要ですね。

オリゴ糖や食物繊維などのプレバイオティクスプロバイオティクスヨーグルトを組みあせてシンバイオティクスな食生活を心がけるのもオススメです。