プロテクト乳酸菌（S-PT84株）

プロテクト乳酸菌（S-PT84株）はサントリーが京漬物から分離した約1000株のなかから選び抜いた乳酸菌です。

プロテクト乳酸菌の特徴は60nm（ナノメートル）以上という分厚い細胞壁を持つことです。

研究の結果、細胞免疫に関与するTh1サイトカインというタンパク質の誘導を活性化させるには、同じような効果を持つ菌であっても、構造の維持された細胞壁が腸まで届くことがより重要であることが明らかになりました。

そのような効果を持つ菌のなかでもプロテクト乳酸菌は平均で80nmを超える細胞壁を持ち、構造が維持されたまま腸に到達するため、Th1サイトカインを誘導するチカラが強いと考えられています。

プロテクト乳酸菌（S-PT84株）の効果

免疫力強化

マウスにプロテクト乳酸菌を1日摂取させたところ、免疫力を高めるIgA抗体量が腸管で増加しました。

プロテクト乳酸菌を1日２ｍｇずつマウスに摂取させたところ、細菌やウイルスから身を守るためのインターフェロンαの生産が増加しました。

NK細胞活性化

プロテクト乳酸菌によってマクロ−ファージが活性化され、インターロイキン-12の産生が誘導されることによってNK細胞（ナチュラルキラー細胞）が活性化されることが期待されます。

インフルエンザ予防

プロテクト乳酸菌を摂取したマウスと、摂取しなかったマウスにインフルエンザウイルスを投与。

14日後、プロテクト乳酸菌（１億個／１日）摂取群のマウスでは、インフルエンザの発症率が0％という結果が得られました。

アレルギー軽減

アレルギー症状を誘発する試験で１週目以降の結果を調べたところ、プロテクト乳酸菌、摂取群（10億個／1日）のマウスのほうが、アレルギー症状が軽減されることがわかりました。