ビフィズス菌BR-108

ビフィズス菌BR-108株は赤ちゃんの腸管から発見されたビフィズス菌です。

ヒト由来のビフィズス菌ということになりますね。

市場に出回るビフィズス菌の多くのは『生きたまま腸に届く』ということに売りにしたプロバイオティクス(生きた菌による良い効果)であることが多いですが、

ビフィズス菌BR-108株はフェカリスEC-12株で培った製造技術を活用された殺菌済みのビフィズス菌であることが最大の特徴です。

このような菌体に効果がある菌はバイオジェニックスと呼ばれることもあります。

ビフィズス菌BR-108の効果

腸内フローラの改善

男女7名にBR-108を毎日200億個1ヶ月摂取し、摂取前と摂取後の腸内細菌叢の占有率を解析したところ、善玉菌の代表であるBifidobacterium属においては7人中5人で占有率の増加が認められました。

また、日和見菌であるBacteroidesにおいては4人で占有率の低下が認められました。

花粉症の症状抑制

スギ花粉症のマウスのアレルギー症状(鼻かき回数)及び、血清中のスギ花粉特異的IgE量を測定し、BR-108は試験開始7日前より、20mg(菌数20億個)を毎日投与したところ、市販のビフィズス菌(生菌)、殺菌ビフィズス菌BR-108はアレルギー症状である鼻掻き行為及び、スギ花粉特異的IgE量を有意に抑制しました。

殺菌ビフィズス菌BR-108は市販ビフィズス菌(生菌)と同等の花粉症抑制効果を持つことが明らかになりました。

NK細胞の活性化

マウスにBR-108(菌数20億個/日)を14日間経口投与し、投与開始から7日目に免疫抑制剤を投与しました。

投与開始14日目に脾臓を採取し、調整した脾臓細胞(エフェクター細胞)と51Crで標識したYAC-1細胞(ターゲット細胞)とを共培養することによりNK活性を測定したところ、BR-108の経口投与は、NK活性を上昇させることが確認されました。

また、免疫抑制剤を投与した場合、NK活性は低下してしまいますが、BR-108を連続的に経口投与しておくことによって、NK活性低下は抑制されることが明らかになりました。

これらのことから、BR-108の継続的な摂取は、NK細胞を活性化させることが示唆され、免疫力アップが期待できます。

便秘改善

成人女性にBR-108株200億個を4週間を摂取してもらったところ、BR-108株を摂取しなかったグループに比べて摂取したグループでは体感を伴った便秘改善が期待できることがわかりました。

ヘルペスウイルス感染症緩和効果

ヘルペスウイルスに感染させたマウスにBR-108株を投与したところ、感染3日後のウイルス増殖が有意に抑制されることが示されました。

インフルエンザ感染抑制

インフルエンザに感染させたマウスにBR-108株を投与したところ、感染3日後の肺及び気管支肺胞洗浄液のウイルス量が有意に減少しました。

菌概要

菌の名前
ビフィズス菌BR-108
菌の由来
利用時の菌の状態
  • 加熱殺菌
菌の強さ-
期待される主な効果 この菌を使用するメーカー

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菌の効果は研究成果であり、菌を含む製品の効果・効能ではありません。

※医薬品、医薬部外品、特定保健用食品などの一部の製品には善玉菌による整腸作用などの保健効果がある製品があります。