ビフィズス菌Bb-12株
Bb-12株はプロバイオティクスとして1985年から世界的に利用されているビフィズス菌です。
デンマークのクリスチャン・ハンセン社の保有する菌で、日本の多くのメーカーでも使用されています。
307以上の学術論文、180以上の臨床研究の行われているビフィズス菌です。
乳幼児の苛立ちを緩和したり、お肌の状態を改善するといった研究成果もあります。
日本ではその整腸作用の保健効果から特定保健用食品および機能性表示食品の関与成分にもなっています。
生きて腸まで届くBb-12
ビフィズス菌は一般的に強い酸性や酸素に弱いのが特徴ですが、ビフィズス菌Bb−12株は胃酸に耐えて、小腸・大腸に到達することができます。
ビフィズス菌Bb-12株はpH2.0という非常に強い酸性でも耐えることができます。
ビフィズス菌Bb-12株の効果
整腸作用
生きたまま大腸に届くBb-12株は腸管細胞への付着性も高いことが特徴です。
ビフィズス菌Bb-12株の摂取により、腸内フローラが改善されて、
- 短鎖脂肪酸(乳酸や酢酸など)の増加により腸内環境が酸性に傾いて、腸内環境が改善される(悪玉菌は酸性の環境を嫌う)
- 腸の蠕動運動が活発になって排便が促進される
このような作用によって整腸作用がもたらされます。
これらのヨーグルトはビフィズス菌Bb-12株を有効成分として、その整腸作用から特定保健用食品の表示許可を取得しています。
胃腸での作用
ビフィズス菌BB12株は「胃」でも活躍し、胃のむかつきなどを緩和する作用も確認されています。
免疫力強化
免疫細胞・マクロファージを活性化
酸に強く、胃酸に耐えて小腸・大腸に到達し、マクロファージを活性化させ免疫応答を高めて、免疫力をあげる作用が確認されています。
- マクロファージとは
- マクロファージは体内に侵入してきたウイルスや細菌や、日々体内に発生する腫瘍細胞などを消化します。
マクロファージはそれらを消化する際に、ウイルスなどに対抗するための情報をヘルパーT細胞などの免疫細胞に伝えるという重要な役割を担っています。
気道感染症にかかるリスクを減少させる
ビフィズス菌bb12株を継続的に摂取することにより糞便中のIgAが増加することが確認されました。
ビフィズス菌Bb-12株を摂取することにより気道感染症にかかるリスクを減少させることが期待できます。
アトピー性皮膚炎に対する効果
アトピー性皮膚炎の乳幼児にビフィズス菌Bb-12株を摂取してもらいました。
2ヶ月後、ビフィズス菌Bb-12を摂取した乳幼児は、摂取しなかった乳幼児にに比べ皮膚の状態が改善しました。(アトピー性皮膚炎の重症度を示すSCORADのスコアが改善)
ビフィズス菌BB12株はアレルギーの方にもオススメのプロバイオティクスですが、花粉症(hey ffever)に関する研究成果を見つけることはできませんでした。
ピロリ菌抑制
ビフィズス菌Bb-12株とアシドフィルス菌LA-5株を含むヨーグルトをピロリ菌感染者に食べてもらったところ、効果的にピロリ菌が抑制されることがわかりました。
菌概要
菌の名前 | ビフィズス菌Bb-12株 |
菌の由来 | - |
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利用時の菌の状態 |
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菌の強さ | |
期待される主な効果 | この菌を使用するメーカー |
菌の効果は研究成果であり、菌を含む製品の効果・効能ではありません。
※医薬品、医薬部外品、特定保健用食品などの一部の製品には善玉菌による整腸作用などの保健効果がある製品があります。