ビフィズス菌FK120株

ビフィズス菌FK120株は酪農の国デンマークからやってきたビフィズス菌。胃酸に耐えて大腸まで生きて到達します。

常在Bifidobacteriumの構成に変動を与えずに腸内菌叢および便通を改善することできます。

「おなかの調子を整える」という保健効果から特定保健用食品の関与成分になっています。

ビフィズス菌FK120株の効果

整腸作用

健康な女子学生を対象にした試験

健康な女子学生にFK120株を含む発酵乳を摂取してもらったところ、対照食に成分無調整牛乳を飲んだ場合と比較してと、排便量の増加、便の質の改善が確認されました。

また、腸内フローラにおけるビフィズス菌の割合が増加し、悪玉菌の検出率が減少しました。

健康成人を対象にした試験

健康成人（男性37名、女性11名に）にFK120株含有発酵乳を1日に100 mLを1週間、引き続き1日に300 mLを1週間摂取してもらったところ、

腸内フローラにおけるビフィズス菌の占有率は増加し、Clostridium perfringensの検出率は減少しました。発酵乳を摂取していた時期は糞便から糞便1 gあたり10^7.3～8.8のFK120が検出されました。

また、ビフィドバクテリウムの菌種構成は全期間を通じて、B. adolescentis、B. longumが優勢に検出され、構成に変化はありませんでした。

高齢者を対象にした試験

下剤を常用している高齢者に6名にFK120株を含む発酵乳を1日100mlずつ2週間摂取してもらったところ、腸内フローラにおけるビフィズス菌が増えて、悪玉菌であるClostridium perfringensおよびClostridium-othersは減少しました。

便の質も改善されました。

整腸作用以外の作用

デンマークヨーグルト社の公式ページよると整腸作用以外にも

• 免疫増強作用
• アレルギー・アトピー性皮膚炎の抑制
• 発がん抑制
• 呼吸器感染症低減

このような効果も期待できるとのことです。