
『ヤクルト ミルミルS』はミルミルのプレミアムバージョンにあたる製品です。
一般的にプレミアムバージョンは値段が高いものですが、ミルミルとミルミルSはどちらとも同じく税抜き価格100円です。
これは2016年ビフィズス菌BY株の菌数増量(100億個→120億個)に伴う「ミルミル」の値上げにより、以前は90円だったミルミルがミルミルSの100円に追いついてしまった形ですね。
(※ミルミルSもビフィズス菌BY株の菌数増量がありましたたが価格は100円のままで、お値段据え置きでした。)
ミルミルSの名前の由来
ミルミルSの「S」は、
ミルミルSの「S」は、「SELECT(選ばれた)」、「SUPPLEMENT(補給)」等を包括したものです。
とのことです。
ミルミルとミルミルSの共通点
ミルミルとミルミルSとの共通点は次のようなものがあります。
- B.ブレーベ・ヤクルト株(ビフィズス菌BY株)を1本あたり120億個含む点
- 5重構造の酸素を遮断する容器
- 内容量が100mlである点
- 価格が100円
ミルミルとミルミルSの違い
味に関しては人によって好みが別れることもあるでしょうが、成分的にはプレミアムバージョンである『ミルミルS』の圧勝といえそうです。
ミルミルとミルミルSの相違点は次のような点になります。
ミルミルはビフィズス菌を含むプロバイオティクス(生きた菌による良い効果)であるのに対し、ミルミルSはプロバイオティクスの他に、プレバイオティクス(オリゴ糖・食物繊維)を含んでいます。
ミルミルSとミルミルの最大の相違点はミルミルSがシンバイオティクス(プロバイオティクスとプレバイオティクスの両方の要素併せ持つ)である点といって良いかと思います。
ミルミルとミルミルSとの違いのまとめ
ミルミル
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ミルミルS
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販売開始 | 1978年 | 2010年 |
含まれる善玉菌 |
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含まれるプレバイオティクス | - | |
サプリメント的な要素 |
ビタミンA:27μg |
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味 | ミルミルの独特な味 | ヨーグルト風味 |
入手方法 | スーパー・コンビニでも売っている | ヤクルト販売店・宅配のみ |
価格 | 100円 | 100円 |
内容量 | 100ml | 100ml |
ミルミルSの味
姉妹品のミルミルとは全然味が違います。
ヨーグルト風味の味です。
甜茶エキス、香料なども使用されており、ナチュラルなヨーグルトの風味ではありません。
酸味は控えめで飲みやすいです。
ミルミルSに含まれる善玉菌
菌の名前 | 菌の状態 | 菌の強さ | 菌の由来 |
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B.ブレーベ・ヤクルト株(ビフィズス菌BY株) | 生菌 | 生きたまま大腸に届く | - |
ストレプトコッカス サーモフィルス菌 | 生菌 | - | - |
ラクトコッカス ラクティス | 生菌 | - | - |
ミルミルSは一本あたり120億個以上のB.ブレーベ・ヤクルトを含んでいます。
他の多くのプロバイオティクスは「生きたまま”腸”まで届く」という表現が使われることが多いですが、ミルミルSはミルミルと同様には”大腸”で働くことが強調されています。
B.ブレーベ・ヤクルト株(ビフィズス菌BY株)の効果
整腸作用
B.ブレーベ・ヤクルト株は生きたまま大腸に到達し、整腸作用が期待できます。
美肌効果
一般的に腸内細菌が産生するフェノール類という物質があり、血液に移行した場合、それが皮膚に到達し表皮形成に悪影響を及ぼします。
ビフィズス菌.ブレーベ・ヤクルト株100億個以上、ガラクトオリゴ糖(プレバイオティクス)0.6gを含む発酵乳を4週間摂取した結果、それをのまなかったヒトたちと比べて優位にフェノール濃度の下がり、皮膚の水分保持機能が高まりました。
潰瘍性大腸炎の症状の抑制
ビフィズス菌.ブレーベ・ヤクルト株が酢酸を作り出し、大腸のpHを下げることによって悪玉菌を抑制します。ビフィズス菌.ブレーベ・ヤクルト株が悪玉菌の作り出した有害物質を吸着することにより潰瘍性大腸炎の症状を緩和します。
(※菌の効果は「研究成果」であり、本製品の効果ではありません。)
ミルミルSを飲むタイミング
プロバイオティクス(生きた菌)を摂取するタイミングは一般的に『胃酸の薄まった食後』が良いとされています。
大腸に1%でも多くのビフィズス菌BY株を届けたいならば、ミルミルSを飲むタイミングはやはり食後がもっとも好ましいかと思われます。
入手方法など
ミルミルSはヤクルトの宅配専用の商品になっています。
ヤクルトの販売店に買いに行くか、ヤクルトの宅配を頼みましょう。