ミルミルは1978年に登場し、2005年に販売が中止され、ビフィーネMという製品に引き継がれていましが、2010年ミルミルは復活しました。
名前の由来は、
ミルクから連想し、お子さまに好まれ、覚えやすく、言いやすい、かわいらしい名前
として「ミルミル」と名付けられたとのことです。(もちろん、ミルミルはお子様向けの製品というわけではなく、全世代向けの製品)
2016年3月28日より、含まれる B.ブレーベ・ヤクルト株(ビフィズス菌BY株)が100億以上から120億以上へと増やされました。
それに伴い、価格も一本90円から100円へと値上げとなりました。
パッケージも変更され、含まれるビフィズス菌が大腸で働くことが強調されるようになりました。
ミルミルに含まれるB.ブレーベ・ヤクルト株は特定保健用食品の関与成分になっており、ミルミルも当然特定保健用食品かと思いきや、そうではありません。
目下、再び特定保健用食品の表示許可を申請中のようですね?
ミルミルに含まれる善玉菌
菌の名前 | 菌の状態 | 菌の強さ | 菌の由来 |
---|---|---|---|
B.ブレーベ・ヤクルト株(ビフィズス菌BY株) | 生菌 | 生きたまま大腸に届く | - |
アシドフィルス菌 | 生菌 | - | - |
ミルミルは一本あたり120億個以上のB.ブレーベ・ヤクルトを含んでいます。
他の多くのプロバイオティクスは「生きたまま”腸”まで届く」という表現が使われることが多いですが、ミルミルは”大腸”まで届くということが強調されています。
一度に摂れる生菌のビフィズス菌で120億個以上という数はかなり多い方です。
たとえば代表的なビフィズス菌を含むヨーグルトであるビヒダスは100gあたり20億以上のビフィズス菌となっています。
5重構造の紙容器でビフィズス菌を守る
ビフィズス菌は酸素に弱いので5重構造で酸素を遮断しています。
ミルミルの容器は、外側からポリエチレン→紙→ポリエチレン→アルミ箔→ポリエチレンでできています。
ミルミルの味・風味
にんじん汁の配合されたオリジナリティーのある味です(にんじんの風味がするわけではない)。類似品は存在しないのではないのでしょうか。
個人的にはかなり好きな風味で、量もちょうどよく、毎日飲みたいです。
2016年の3月のリニューアルにより、あっさり、すっきりした飲み口になりました。
B.ブレーベ・ヤクルト株の効果
整腸作用
B.ブレーベ・ヤクルト株は生きたまま大腸に到達し、整腸作用が期待できます。
美肌効果
一般的に腸内細菌が産生するフェノール類という物質があり、血液に移行した場合、それが皮膚に到達し表皮形成に悪影響を及ぼします。
ビフィズス菌.ブレーベ・ヤクルト株100億個以上、ガラクトオリゴ糖(プレバイオティクス)0.6gを含む発酵乳を4週間摂取した結果、それをのまなかったヒトたちと比べて優位にフェノール濃度の下がり、皮膚の水分保持機能が高まりました。
潰瘍性大腸炎の症状の抑制
ビフィズス菌.ブレーベ・ヤクルト株が酢酸を作り出し、大腸のpHを下げることによって悪玉菌を抑制します。ビフィズス菌.ブレーベ・ヤクルト株が悪玉菌の作り出した有害物質を吸着することにより潰瘍性大腸炎の症状を緩和します。
(※菌の効果は「研究成果」であり、本製品の効果ではありません。)
ヤクルトと飲み合わせもOK
シロタ株との飲み合わせはOKというか、むしろオススメらしいです。
ビフィズス菌.ブレーベ・ヤクルト株は主に大腸で、シロタ株は主に小腸で働くとのことです。
ちなみにヤクルト社の菌で胃ではたらく菌が含まれている製品はBF-1です。
ミルミルを飲むタイミング
ビフィズス菌は強い酸性に弱いのが特徴です。
B.ブレーベ・ヤクルト株(ビフィズス菌BY株)を1%でも高い割合で大腸まで到達させたいなら、胃酸の薄まった『食後』がミルミルを飲むベストなタイミングでしょう。
入手方法など
多くののスーパーで取り扱われています。