「グリコ BifiX 高濃度ビフィズス菌飲料」はBifiXの飲むヨーグルトバージョンではなく、高濃度にビフィックスを含む特別なドリンクです。
以前はBifiX1000αという名前でしたね。
数年前「Bifix 1000」から「Bifix1000α(アルファ)」へと名前が変わった際には、含まれるビフィズス菌BifiXの菌数が1000億個から800億個へと減少しました。
そして2019年再びリニューアルされましたがビフィズス菌の菌数は800億個を維持しつつ、食物繊維の一種である『イヌリン』が新たに配合されパワーアップしました。
BifiXのようなプロバイオティクス(生きた菌)とイヌリンのようなプレバイオティクス(オリゴ糖や食物繊維などの腸内環境を改善する成分)を同時に摂取することをシンバイオティクスと呼びます。
以前はビフィズス菌Bifixを関与成分とした機能性表示食品(整腸作用)でしたが、リニューアル後は機能性表示食品ではなくなったようです。
BifiX 高濃度ビフィズス菌飲料 に含まれる善玉菌
菌の名前 | 菌の状態 | 菌の強さ | 菌の由来 |
---|---|---|---|
ビフィズス菌Bifx (GCL2505株) |
生菌 | 生きたまま腸に届き、増殖する | ヒト由来 |
本製品に含まれるビフィズス菌Bifixは「生きたまま腸に届き増殖する」菌です。
高濃度ビフィズス菌飲料には一本あたり生きたビフィズス菌が800億個(工場出荷時)も入っています。一度に摂取できる生きたビフィズス菌としてはぶっちぎりの数ですね。
グリコ BifiX 高濃度ビフィズス菌飲料の味・風味
朝食Bifixシリーズの製品だからヨーグルト風味だろうと思ったらずいぶん違います。
ほのかなリンゴ風味です。
以前よりまろやかになったような気がします。
どことなくミルミルに似た風味を感じました。
よく振ってから飲みましょう。
グリコ 高濃度ビフィズス菌飲料 の効果
リニューアル以前の『BifiX 1000α』だったころは、機能性表示食品でしたのでパッケージには次のような記述がありました。
本品にはビフィズス菌 BifiX( B. lactis GCL2505 )が含まれます。ビフィズス菌 BifiX は生きて腸まで届き、 腸内で増殖することで、 腸内環境を改善し、便通・お通じを改善することが報告されています。ビフィズス菌を補給して、おなかの調子をすっきり整えたい方に適した飲料です。
このように便通・お通じを改善という具体的な効果が記載されていましたが、現在のところはこのような文言はなくなってしまいました。
しかし、以前とビフィズス菌BifiXの菌数は同じままで、さらに食物繊維もイヌリンも配合されています。整腸作用はより高まっているに違いありません。
生きたまま腸に到達し増殖するBifiX
生きたまま腸に到達し、増殖するビフィズス菌BifiX(GCL2505株)はなんと食べた数の10倍以上の菌数が糞便に見つかるということもあるそうです。
ビフィズス菌BifiXは他のビフィズス菌に比べて増殖するスピードが早いことも特徴です。
また、BifiXは一般的なビフィズス菌よりも酢酸・プロピオン酸・酪酸といった短鎖脂肪酸を作りだす能力が高いとのことです。
- 短鎖脂肪酸は腸内pHを酸性に傾け、悪玉菌を抑制する効果があります。
- 短鎖脂肪酸は大腸の栄養となって大腸を活性化し、ミネラルの吸収を促したり、蠕動運動を活発化させ、腸内環境を改善します。
ビフィズス菌ビフィックスと食物繊維(イヌリン)の相乗効果
腸管増殖性を有するビフィズス菌BifiXと、食物繊維のイヌリンを同時に摂取することで、腸内ビフィズス菌数を増加させる効果が高まることが臨床試験で明らかになりました。
また、ビフィズス菌BifiXの腸内増殖性には個人差がありますが、ビフィズス菌BifiXが増殖しにくいヒトでも、ビフィズス菌BifiXをイヌリンと同時に摂取することにより、腸内ビフィズス菌の増加が確認されました。
以上のことから、ビフィズス菌BifiXとイヌリンを同時に摂取することは、より多くのヒトの腸内環境改善に寄与できる可能性があることがわかりました。
ビフィズス菌BifiXのメタボリックシンドロームに対する効果
脂肪を多く含む餌を与えて肥満にさせたマウスに、おなかで増えるビフィズス菌Bifix(GCL2505株)を与えたところ、内臓脂肪の蓄積が抑制され、糖代謝が改善されました。
また、BifiXの投与により腸や血液中の酢酸濃度が上昇しました。
腸内に生きて届き、増殖するBifixは腸内フローラを変化させて、酢酸などの短鎖脂肪酸を増やすことにより、メタボリックシンドローム改善を期待することができることが示されました。
(※これらの効果はあくまでビフィズス菌BifiXの『研究成果』であり、本製品の効果ではありません。)
生きたビフィズス菌を一度に大量に摂取したい人にオススメ
ビフィズス菌入りのヨーグルトは数多くありますが、どの製品もビフィズス菌の数は100gあたりせいぜい数十億といったところです。
そんななか、「グリコ BifiX 高濃度ビフィズス菌飲料」は一度に800億個(工場出荷時)のビフィズス菌が摂れてしまいます。
しかも、ビフィズス菌Bifixは生きたまま腸に届き、腸で増殖することのできる菌です。
のむタイミングとしては食後の胃酸が薄まったころがいいでしょう。
ビフィズス菌BifiXは生きたまま届き増殖するとはいっても、一度摂取したら永遠に腸内に住み着いてくれるわけではありません。
継続して摂取する必要があります。
入手方法など
スーパー・コンビニで普通に売っていますね。
入手は容易です。