『ビオマイン』は枯草菌C-3102株が配合されたサプリメントです。
『枯草菌』が含まれるのはビオマインシリーズの製品だけかもしれませんね。
『ビオマイン』に含まれる善玉菌
菌の名前 | 菌の状態 | 菌の強さ | 菌の由来 |
---|---|---|---|
枯草菌C-3102株 | 生菌 | 生きたまま腸に届く | - |
「枯草菌(こそうきん)」はあまり聞き慣れませんが藁などに存在する菌です。納豆菌も枯草菌に属しています。
枯草菌は芽胞と呼ばれる非常に安定した状態になるため、生命力がとても強く、人の消化液などに耐えて生きたまま腸に到達します。
本製品には3粒(0.57g)あたり24億個の枯草菌C-3102株が含まれています。
枯草菌は糖化作用をもつ糖化菌に属する菌ですので、プレバイオティクス(腸で善玉菌のエサになるオリゴなど)的な要素をもつプロバイオティクス(生きた菌による良い効果)といえると思います。
味・風味
原材料は次のようなものです。
麦芽糖、発酵大豆粉末(枯草菌C-3102株を含む)、でんぷん/グリセリン脂肪酸エステル
納豆と同じような仕組みで発酵させているということでしょうか。
風味は納豆風味です。
カロリー | 2.19kcal |
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たんぱく質 | 0.08g |
脂質 | 0.01~0.03g |
炭水化物 | 0.44g |
食塩相当量 | 0~0.003g |
ビタミンK | 4~24μg |
枯草菌C-3102株 | 24億個 |
枯草菌C-3102の効果
『ビオマイン』は特定保健用食品や機能性表示食品ではないので、パッケージや公式サイトに具体的な効果・効能の表示はありません。
枯草菌C-3102株の研究成果は次のようなものになります。
ビフィズス菌増殖因子の産生
枯草菌C-3102株が作り出す環状ペプチドにビフィズス菌を増殖させる働きがあることがわかりました。
整腸作用
健康成人25名(平均年齢40歳)を対象とし、「C-3102株」の芽胞3億個あるいは9億個を錠剤で8日間摂取してもらいました。その結果、1日9億個摂取した群(13名)で、腸内フローラにおけるBifidobacterium属が占める割合(占有率)が摂取前と比較して高まる傾向がみられました。一方、悪玉菌のEnterobacteriaceaeの菌数は摂取前と比較して減少する動きを示しました。
機能性胃腸症改善
機能性胃腸症患者を対象とするヒト試験を行ったところ、
- 「枯草菌 C-3102株」の摂取により、機能性胃腸症の主な自覚症状の一つである消化不良が改善しました。また、下痢の自覚症状も改善しました。
- 「枯草菌 C-3102株」の摂取により、有用菌(炎症を抑制するとされる菌)が増加し、胃腸症状の悪化と関連している可能性がある2菌属が減少しました。
といった結果が得られました。
枯草菌 C-3102株には炎症抑制に関わる腸内菌を増やすなど、腸内フローラの改善を介して、機能性胃腸症の症状を改善する可能性が示されました。
(※ここに紹介した枯草菌C-3102株の効果はあくまで研究成果であり、菌を含む製品の効果・効能ではありません。)
ビタミンKを含んでいる
ビタミンKといえば骨の健康に重要な働きをする成分ですね。
ミツカン 金のつぶ 納豆 ほね元気はビタミンK2を関与成分として「ビタミンK2がカルシウムが骨になるのを助ける骨たんぱく質の働きを高める」といった作用から特定保健用食品になっているくらいです。
ビオマインも3粒あたり4~24μgのビタミンKを含んでいますが、特にこれをウリにするわけではなく、むしろ注意書きがあります。
薬剤(特に血液凝固阻止薬など)を処方されている方、ビタミンKの摂取制限を受けている方は、医師にご相談ください。
ビオマインに副作用はあるか?
ビオマインは医薬品などではなく、いわゆる健康食品ですので副作用はありません。
入手方法など
カルピス健康通販限定の製品です。
店頭では売っていません。