枯草菌C-3102株
枯草菌(こそうきん)は納豆菌の属する菌で、納豆菌と同様に生命力が強いです。
枯草菌C-3102株は芽胞を形成するため、熱や酸などに強い耐性を持ち、胃酸・胆汁でも99%生存することができ、生きたまま大腸に到達します。
枯草菌C-3102株の効果
ビフィズス菌増殖因子の産生
枯草菌C-3102株が作り出す環状ペプチドにビフィズス菌を増殖させる働きがあることがわかりました。
整腸作用
健康成人25名(平均年齢40歳)を対象とし、「C-3102株」の芽胞3億個あるいは9億個を錠剤で8日間摂取してもらいました。その結果、1日9億個摂取した群(13名)で、腸内フローラにおけるBifidobacterium属が占める割合(占有率)が摂取前と比較して高まる傾向がみられました。一方、悪玉菌のEnterobacteriaceaeの菌数は摂取前と比較して減少する動きを示しました。
機能性胃腸症改善
機能性胃腸症患者を対象とするヒト試験を行ったところ、
- 「枯草菌 C-3102株」の摂取により、機能性胃腸症の主な自覚症状の一つである消化不良が改善しました。また、下痢の自覚症状も改善しました。
- 「枯草菌 C-3102株」の摂取により、有用菌(炎症を抑制するとされる菌)が増加し、胃腸症状の悪化と関連している可能性がある2菌属が減少しました。
といった結果が得られました。
枯草菌 C-3102株には炎症抑制に関わる腸内菌を増やすなど、腸内フローラの改善を介して、機能性胃腸症の症状を改善する可能性が示されました。
菌概要
菌の効果は研究成果であり、菌を含む製品の効果・効能ではありません。
※医薬品、医薬部外品、特定保健用食品などの一部の製品には善玉菌による整腸作用などの保健効果がある製品があります。