ビフィズス菌SP株(SBT2928株)
ビフィズス菌SP株は旧雪印乳業が発見したということでSnow Probioticsの頭文字をとってSP株と名付けられました。
日本人から発見されたヒト由来のビフィズス菌です。
ヒト由来のビフィズス菌だとしても、他人から発見された菌が自分の腸内に定着することはあまりないようですが、このビフィズス菌は大腸に長期間定着することが期待できる菌です。
※同じSP株という株名ですが、ビフィズス菌SP株とガセリ菌SP株は別の菌です。
ビフィズス菌SP株(SBT2928株)に期待される効果
整腸作用
大腸に定着しやすいビフィズス菌SP株はクロストリジウムなどの悪玉菌を減少させて腸内環境を改善し、整腸作用を発揮します。
ガセリ菌SP株と併せて特定保健用食品の関与成分にもなっています。
免疫力強化(NK細胞活性化)
2011年9月から12月にかけて、32歳から76歳までの224名の健常者(男性69名、女性155名)にブルガリア菌とサーモフィラス菌に加え、ガセりSP株とビフィズス菌SP株の2種を含むヨーグルトを使用し、プラセボ食として前記プロバイオティクス2種を含まないヨーグルトを12週間食べてもらったところ、ビフィズス菌SP株とガセリ菌SP株を摂取したグループではそうでないグループに対してNK細胞活性が有為に上昇しました。
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)はウイルスに感染した細胞やガン細胞を攻撃する重要な免疫細胞です。
ストレス軽減
また上記の試験において、ストレス指標である血中のコルチゾールがビフィズス菌SP株とガセリ菌SP株を食べたグループでは有為に減少しました
病原性大腸菌(O-157)の感染リスク低減
ビフィズス菌SP株はBIFという付着阻止因子を作り、病原性大腸菌O-157が腸の細胞に付着することを妨げる効果があることが確認されました。
菌概要
菌の名前 | ビフィズス菌SP株(SBT2928株) |
菌の由来 | |
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利用時の菌の状態 |
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菌の強さ | |
期待される主な効果 | この菌を使用するメーカー |
菌の効果は研究成果であり、菌を含む製品の効果・効能ではありません。
※医薬品、医薬部外品、特定保健用食品などの一部の製品には善玉菌による整腸作用などの保健効果がある製品があります。