2008年から発売されているBF-1は2015年パッケージのデザインが変更されました。
それまでは一般のお店では取り扱っていませんでしたが、これを機にコンビニやスーパーにも置かれるようになりました。
2016年4月デザインが再び変更され、キャッチコピーが『胃に優しい まろやか仕立て』から『胃ではたらくビフィズス菌』に変更になりました。
ビフィズス菌は一般的には小腸下部から大腸に多く常在している善玉菌なので、『胃ではたらくビフィズス菌』は特別なビフィズス菌というわけです。
2017年9月ごろから容器が変更になり、ミルミルのようなパックになりました。
2020年ごろには「食後の胃の負担をやわらげる」効果から機能性表示食品になりました。
BF-1の容器もポリエチレン→紙→ポリエチレン→アルミ箔→ポリエチレン5重構造の紙パックです。
ヤクルトBF-1に含まれる善玉菌
菌の名前 | 菌の状態 | 菌の強さ | 菌の由来 |
---|---|---|---|
ビフィズス菌B.ビフィダム Y株 | 生菌 | 「胃」でも活動できる | - |
一般的なビフィズス菌は強い酸性や酸素に弱いため胃酸で死んでしまいますが、B.ビフィダムY株は強化培養されており、胃酸や酸素も存在する「胃」でも活動することができます。
BF-1は一本あたり30億個以上のビフィズス菌B.ビフィダム Y株を含んでいます。
機能性表示食品になる前は一本あたり10億個の菌数とういう表示でした。
BF-1の効果
BF-1は機能性表示食品になったため、その効果をパッケージに記載できるようになりました。
本品にはB.ビフィダムY株が(B.ビフィダム YIT 10347)が含まれるので、食後の胃の負担をやわらげる機能があります。
BF-1の味・風味
乳をブルガリア菌とサーモフィルス菌を発酵させた場合はヨーグルト独特の風味が醸しだされますが、BF-1はビフィズス菌とサーモフィルス菌の2種類を使用しているためか、ヨーグルト独特の風味はありません。
BF-1はの味はまろやかで、ヨーグルトの風味が苦手な方にも飲みやくなっています。
酸味のなさが、いかにも「胃」に優しそうです。
ビフィズス菌B.ビフィダム Yののほかの研究成果
ピロリ菌に対する効果
B.ビフィダム Yはピロリ菌抑制効果も報告されています。
- ピロリ菌活性抑制効果
- 胃粘膜傷害抑制効果
- 胃粘膜ガードの活性を高める
- ピロリ菌陽性者における胃不定愁訴改善効果
機能性ディスペプシア(略称 : FD)を改善
B.ビフィダム Yには胃腸に不快な症状が表れる疾患「機能性消化管障害」や慢性胃炎や神経性胃炎とも呼ばれていた「機能性ディスペプシア(略称 : FD)」を改善する効果が期待できます。
「B.ビフィダムY株」を含む乳酸菌飲料を1日100ml、4週間毎日飲んでもらった結果、腹痛、下痢、便秘、胃もたれなどの消化管の不快な症状が改善され、飲用中止4週間後も効果が持続したことがわかりました。
ストレス軽減
また、消化管の自覚症状だけでなく、イライラや活気など心理的な自覚症状も改善され、ストレス により上昇する唾液中のコルチゾール濃度の低下も認めらました。
(※これらの効果は菌の研究成果であり、本製品の効果ではありません。)
BF-1を数週間飲んでみた感想
胃に不快な症状(ゲップがうまくでないなど)を感じていた私はコンビニでも2015年春からBF-1がコンビニなどでも販売されるという情報を知り、さっそく飲んでみることにしました。
数週間続けてみたところ、胃の不快感は症状は徐々に軽減されていったように感じました。
「BF-1を飲んだからもう大丈夫」という心理的な影響も大きかったのかもしれません。
かくして、BF-1は私のオススメのプロバイオティクスの一つとなりました。
入手方法など
成城石井など、こだわりの製品を取り扱っているお店では置いてある可能性が高いかもしれませんね。
しかし、ヤクルトは全国に販売店がありますし、街角で「ヤクルトさん」を見かければBF-1を入手することができますね。
BF-1も十分に継続しやすいプロバイオティクスといえると思います。