『ヤクルト ファイブ』は5つの栄養分が加えられたプレミアムなヤクルトです。2019年3月から発売が開始されました。
現在では売っていないヤクルト ゴールドに似たコンセプトの製品ですね。
ヤクルトゴールドはグルコサミンなどが配合されたシニア向けの製品でしたが、ヤクルトファイブは特に世代を問わない製品になったようです。
ヤクルトファイブの「ファイブ」は配合された5つの栄養素を指すようです。
ヤクルトファイブには1本あたり、
- カルシウム:50mg
- ビタミンC:30mg
- ビタミンD:1.7μg
- ビタミンE:1.9mg
- 食物繊維:1.5g
の栄養成分が加えられ、サプリメント要素を持つプレミアムな乳酸菌飲料になっています。
ヤクルトファイブはシンバイオティクスな製品
原材料を見てみるとポリデキストロースが配合されています。
ポリデキストロースといえば特定保健用食品のファイブミニなどにも含まれる食物繊維です。
ポリデキストロースは消化されにくく、大腸まで到達して腸内のビフィズス菌などの善玉菌のエサになります。
ヤクルトファイブはプロバイオティクス(本製品の場合はシロタ株)とプレバイオティクス(本製品の場合はポリデキストロース)の両方の要素を含んだシンバイオティクスな製品といえますね。
ヤクルト ファイブに含まれる善玉菌
菌の名前 | 菌の状態 | 菌の強さ | 菌の由来 |
---|---|---|---|
乳酸菌L.シロタ株 | 生菌 | 生きたまま腸に届く | ヒト由来 |
シロタ株は10億個程度でも特定保健用食品の表示許可を取得可能なプロバイオティクスですが、本製品には300億個ものシロタ株が含まれています。
しかし本製品は特定保健用食品ではないので、整腸作用などがあるとは商品には記載されていません。
ちなみにヤクルトゴールドには200億個のシロタ株が配合されていたので、ヤクルトゴールドの1.5倍のシロタ株が配合されていることになります。
味・風味
ヤクルトといえば甘酸っぱい乳酸菌飲料ですが、ヤクルトファイブは酸味はかなりマイルドです。
甘さも控えめです。
カロリーもNewヤクルト50kcalに対してヤクルトファイブは38kcalに抑えられています。
毎日続けやすいですね。
シロタ株の効果
シロタ株には整腸作用以外の様々な効果が報告されています。
- 便秘・下痢の改善(整腸作用)
- ストレス軽減
- 睡眠の質の向上
- 腸管バリア機能の強化
- NK細胞活性化(免疫力強化)
- 風邪予防
- インフルエンザ対策
- アレルギー症状改善
- 花粉症対策
- 抗変異原性(=遺伝情報に異常を起こしてガンの原因などになる物質を減少させる効果)
- 大腸ガンの予防
- 乳がんの予防
- 膀胱がんの予防
- 高齢者の高血圧発症リスクの低下
- 病原性大腸菌0-157対策
- ノロウイルス感染性胃腸炎症状軽減(発熱日数の減少)
ヤクルト社の主力の菌で、世界でも活躍するシロタ株は多くの効果が確認されています。
(※菌の効果はあくまで『シロタ株の研究成果』であり、本製品の効果ではありません。)
入手方法など
ヨーグルト売り場の充実したスーパーには売っているかと思います。