明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ
2009年に登場したR-1ヨーグルト。2012年にテレビの番組で報道されたあとは大変な人気となり品薄になりました。
特にインフルエンザが流行時期には入手するのが困難でしたね。
その後生産能力が増強され、品薄状態は解消されましたが、私の行きつけのスーパーでは最近でもドリンクタイプが売り切れていることもしばしばあります。
明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプに含まれる善玉菌
菌の名前 | 菌の状態 | 菌の強さ | 菌の由来 |
---|---|---|---|
R-1 | 生菌 | - | - |
R-1の魅力は菌の作り出した菌体外多糖(EPS)です。
乳酸菌R-1株が生きて腸まで届くといった記述は見当たりません。
乳酸菌R-1株が生きて届くかどうかはあまり重要でないということでしょう。バイオジェニックス的要素の強いヨーグルトですね。
味・食感
R-1ヨーグルトはブルガリア菌、サーモフィラス菌というオーソドックスな菌の構成で発酵されるヨーグルトです。そのためか風味はまさにヨーグルトです。
健康食品は健康のために義務感をもって多少まずくても続けるということもありがちでしょうが、R-1ヨーグルトのドリンクタイプは風味、酸味、後味など素晴らしいバランスでとてもおいしいため毎日続けやすいです。
明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプの効果
キャッチコピーは「強さ引き出す乳酸菌」。
この製品はR-1のカップタイプと同様に特定保健食品でも機能性食品でもないので商品のパッケージ・ウェブサイトなどに具体的な効果の記述はありません。
R-1乳酸菌の効果
免疫力アップ
これはあくまでR-1乳酸菌の研究成果であって製品自体の効果ではありませんが、2010年の佐賀県有田町で小中学生にR-1乳酸菌の入ったヨーグルトを摂取してもらった実験ではインフルエンザ感染率の低下が確認されたとのことです。
R-1乳酸菌の作り出したNK細胞(ナチュラルキラー)細胞が活性化され、免疫力が向上した結果、インフルエンザの感染率が低下したと考えられています。
NK細胞はとても重要な免疫細胞です。健康なヒトでも毎日3000〜6000個のガン細胞ができるといわれています。NK細胞がこういったガン細胞やウイルス・細菌に感染した細胞を退治してくれます。
この実験で使われたR-1乳酸菌入りのヨーグルトはドリンクタイプのものだったようです。
R-1を摂取したからといって、すぐにナチュラルキラー細胞がグングン活性化してくれるわけではありませんよ。実験では数カ月にわたってR-1乳酸菌の入ったヨーグルトを摂取してもらっていますね。
唾液中のIgA抗体濃度上昇
免疫の一種であるIgAは、主に腸や口腔などの粘膜に存在する抗菌物質(抗体)であり、粘膜面でウイルスや細菌を吸着し、体内への侵入を防いでくれます。
高齢者を対象にした実験では、R-1乳酸菌で発酵させたヨーグルトの継続摂取(12周間)によって、インフルエンザA(H3N2)亜型に反応する唾液中IgA濃度の増加率が有意に上昇することを確認されました。
(※菌の効果はあくまで研究成果であり、本製品の効果というわけではありません。)
入手方法
生産能力の増強後はコンビニ、スーパーマーケットに行けば季節を問わず手に入れることできます。
まとめ
- トクホや機能性食品ではないが「強さひきだす乳酸菌」であるR-1株を含んでいる
- 菌の作り出す多糖体(EPS)がこの製品のウリであり、菌が生きて腸に届くことはあまり重要でない。(バイオジェニックス)
- 毎日飲みたくなるほどおいしい。
- 1本130円前後するので毎日続けると結構な額になる
- 一朝一夕で免疫力は活性化しない
- 手に入れやすい
- このヨーグルトが今後廃盤になることはきっとない(売れ筋)
おいしい上に飲みきりタイプで続けやすいドリンクタイプR-1はオススメです。