11/19-B1乳酸菌は、東京大学薬学部教授(当時)の関水和久博士によってキウイフルーツの果皮から発見された乳酸菌です。
植物から発見された乳酸菌ですので、植物性乳酸菌(植物由来の乳酸菌)ということになります。
植物由来の乳酸菌は一般的に生命力が強く、生きたまま腸に届くものが多いです。
一方、『11/19-B1乳酸菌』の研究成果を見てみると、菌が生きているかどうかはあまり重要ではないようです。
B-1乳酸菌の菌体自体に効果を期待できるようで、殺菌済みでも効果を発揮しくれそうです。
このような殺菌済みで用いられる乳酸菌はバイオジェニックス乳酸菌と呼ばれることもあります。
バイオジェニックス乳酸菌は、
- 品質が安定する
- いろいろな種類の製品に用いることができる
といったメリットがあります。
11/19-B1乳酸菌の特徴・効果
11/19-B1乳酸菌は免疫力向上作用の期待できる乳酸菌で、マウス・カイコを使った研究成果が公表されています。
カイコとヒトの免疫系には共通性があり、カイコの免疫を活性化する物質は、ヒトの免疫も活性化すると期待されるとのことです。
免疫力・病原菌への抵抗力アップ
マクロファージの活性化
マウスを使った実験では他の乳酸菌に比べ、免疫細胞の一種であるマクロファージの活性を高めることがわかりました。
病原菌への抵抗力アップ
11/19-B1乳酸菌ヨーグルトを餌として与えたカイコと与えていないカイコそれぞれに黄色ブドウ球菌を感染させ、その時点から100時間の生存率を比較しました。
最終的に11/19-B1乳酸菌ヨーグルトを与えていないカイコが全て死亡したのに対し、与えたカイコは約30%が生き残りました。 理由として、11/19-B1乳酸菌によってカイコの腸内環境が改善され、免疫力が高まったことが推察されています。
菌概要
菌の名前 | 11/19-B1乳酸菌 |
菌の由来 | |
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利用時の菌の状態 |
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菌の強さ | - |
期待される主な効果 | この菌を使用するメーカー |
菌の効果は研究成果であり、菌を含む製品の効果・効能ではありません。
※医薬品、医薬部外品、特定保健用食品などの一部の製品には善玉菌による整腸作用などの保健効果がある製品があります。