『シールド乳酸菌 M-1 みそ汁』はシールド乳酸菌M-1を含むインスタント味噌汁です。
「シールド乳酸菌M-1を使って作った味噌を使用している!」とかいうわけではなく、別個に培養して加熱処理されたシールド乳酸菌M-1が添加されているのです。
シールド乳酸菌M-1はそもそも加熱殺菌されて使用される善玉菌であるため、熱いみそ汁に入れても問題ありません。
シールド乳酸菌 M-1 みそ汁の原材料
調味みそ:米みそ(大豆を含む)、食塩、宗田鰹節粉、ヨーグルトパウダー(殺菌)(乳成分を含む)、酵母エキス、昆布エキス、砂糖、殺菌乳酸菌、調味料(アミノ酸等)、酒精 具:ふ(小麦を含む)、わかめ、乾燥ねぎ、酸化防止剤(ビタミンE)、クエン酸
殺菌乳酸菌(シールド乳酸菌M-1)が入っていることは当然ですが、「ヨーグルトパウダー(殺菌)(乳成分を含む)」というのがすごく気になりますね。
一体どうして、味噌汁にヨーグルトパウダーが入ってるのでしょう?
シールド乳酸菌 M-1 みそ汁に含まれる善玉菌
菌の名前 | 菌の状態 | 菌の強さ | 菌の由来 |
---|---|---|---|
シールド乳酸菌M-1 | 加熱殺菌済み | - | ヒト由来 |
シールド乳酸菌M-1はモラック乳酸菌という別名も持つ、森永乳業乳業初の殺菌済みの菌として用いられるバイオジェニックスです。
味噌汁一杯あたり、メーカー摂取目安菌数(1日あたり)の100億個が配合されています。
希望小売価格が3食入りで130円なので、一杯あたり43円です。43円で100億個のシールド乳酸菌M-1が摂取できるというのはかなりお買い得感があります。
シールド乳酸菌 M-1 みそ汁の味
ヨーグルトパウダーが含まれているせいでしょうか、なめらかでコクがあり、とてもおいしいお味噌汁です。
シールド乳酸菌M-1の効果
加熱殺菌済みのバイオジェニックス乳酸菌として利用されるシールド乳酸菌M-1(ラクトバチルス・パラカゼイ・MCC1849株)は、インターロイキン12(免疫活性たんぱく質)の分泌を促進し、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化することが期待されます。
マウスでの実験では、
- 呼吸器や腸管での感染防御作用
- インフルエンザに感染したマウスにおいてウイルス量減少・症状抑制
といった効果が確認されています。
このようにシールド乳酸菌M-1は免疫力の強化作用が期待できる乳酸菌です。
(※NK細胞は全身をパトロールし、司令官の役割をしている他の免疫細胞からの攻撃指示などを受けなくとも、がん細胞やウイルスや細菌に感染した細胞を見つけ攻撃する重要な免疫細胞です。)
ちなみにシールド乳酸菌はヒト由来(人から発見された)の乳酸菌です。
風邪の自覚症状に対する効果
過去1年間に風邪の自覚症状が1回以上あった集団を対象に解析したところ、シールド乳酸菌を摂取したグループは、摂取しなかったグループに比べて、風邪の症状の発現日数・症状スコアが有意に低い値を示しました。
気分状態に対する影響
気分プロフィール検査の結果、シールド乳酸菌を摂取しなかったグループでは、摂取前とくらべてポジティブな気分状態の指標である、
- 友好(Friendliness)※他人に対して信頼感や思いやりのある前向きな気分
- 活気-活力(Vigor-Activity)※いきいきして活動的な気分、やる気に満ちた前向きな気分
のスコアが低下しました。(医療現場や教育・福祉などの分野で行われる心理検査POM2短縮版)
この理由として、摂取期間と同時期に行われた学力試験による精神的ストレスが対象者の心理状態に影響した可能性が考えられました。
一方、シールド乳酸菌を100億個摂取したグループでは「友好」、「活気-活力」の低下が有意に改善しました。
(※菌の効果はあくまで「研究成果」であり、本製品の効果ではありません。)
入手方法など
インスタント味噌汁売り場の充実したスーパーには置いてあるかもしれません。
賞味期限も6ヶ月と、十分に長いので買い置きしておくのもよいですね。