明治プロビオ ヨーグルトLG21
2000年に登場したLG21ヨーグルトはもはや定番のプロバイオティクスとなりました。
キャッチコピーは「胃で働く乳酸菌」(以前のキャッチコピーは「リスクと戦う乳酸菌」)。
本製品はもっともスタンダードなタイプのLG21ヨーグルトです。LG21ヨーグルトは本製品以外にもドリンクタイプや低脂肪タイプなど非常に多くのラインナップを揃えています。
明治プロビオ ヨーグルトLG21に含まれる善玉菌
菌の名前 | 菌の状態 | 菌の強さ | 菌の由来 |
---|---|---|---|
乳酸菌LG21株 | 生菌 | 胃酸に耐えて胃で活躍する | - |
LG21株の正式名称はLactobacillus Gasseri OLL2716株。
パッケージや公式サイトには具体的な菌の数は表記されていませんが、「胃で働く」のに十分な乳酸菌LG21株を含んでいるはずです。おそらく一つの製品に数十億のLG21株が含まれていると思われます。
味・風味
香料は入っていないのでナチュラルなヨーグルトの風味です。
甘みも十分にあり、おいしいです。
明治プロビオ ヨーグルトLG21の効果
この製品は特定保健用食品や機能性表示食品でもないのでパッケージや公式サイトはに具体的な効果の表記はありません。
薬機法(旧薬事法)違反になってしまうので「ピロリ菌を除菌する!」「機能性ディスペプシアの症状を軽減する!」といった趣旨の文言は書けないわけです。
しかし、このLG21ヨーグルトは人気商品であり、乳酸菌LG21株の効果もよく知られていますね。
乳酸菌LG21株の効果
ピロリ菌抑制作用
LG21乳酸菌は、
- 胃酸に対して耐性が強い
- 低pH条件下で生育する
- 胃の細胞への定着性が高い
- ピロリ菌の増殖を阻害する
このような条件を兼ね備えた、とても有用なプロバイオティクスです。
LG21乳酸菌を摂取し続けると、ピロリ菌の菌数が10分の1に抑制された、というデータもあります。
また、クラリスロマイシン耐性ピロリ菌などの耐性菌にを除菌治療する際にLG21株を併用することによって除菌成功率が約10%上昇するという研究成果も報告されています。
機能性ディスペプシア(FD)の症状の軽減作用
LG21には機能性ディスペプシアの症状を軽減する作用が確認されました。
※機能性ディスペプシア(FD)とは胃の痛みや胃のもたれなど、胃のつらい症状が慢性的に続いているのにも関わらず、内視鏡検査などをしても、胃炎・胃潰瘍など症状の原因が見つからないのが特徴の病気です。
(上記の菌の効果はあくまで『研究成果』であり、本製品の効果ではありません。)
入手方法
どこのスーパー・コンビニにも置いてありますね。
この製品に含まれるLG21乳酸菌が私達のカラダに潜む「リスク」と戦い、一定の成果を得るためにはには数週間にわたって、毎日、LG21を『胃』へ届けなければなりません。
手に入りやすく、おいしいので継続してこのヨーグルトを摂取することは難しくないと思います。
本製品は生きた菌の効果である「プロバイオティクス」的な要素の強いヨーグルトです。購入後は新鮮なうち(LG21株が元気なうち)に食べたほうが良いでしょう。