変異原性とは?
生物の遺伝情報(DNAあるいは染色体)に変化をひき起こす作用を有する物質を変異原と呼び、その作用の強さを変異原性と呼びます。
変異原によって遺伝情報に狂いが生じると、染色体異常による様々な疾病やガンが引き起こされます。
遺伝情報に異常を起こしてガンの原因を作るもののほとんどは変異原性物質であることが実験的に知られています。
一方、変異原性物質や毒素の変異原性を抑制する作用は抗変異原性と呼ばれています。
善玉菌の抗変異原性
食品中には様々な変異原性をもつ物質が含まれています。
食品由来の変異原性を低減する作用をもった乳酸菌が確認されています。
善玉菌の抗変異原性のメカニズム
乳酸菌の菌体に焼き肉や焼き魚の”お焦げ”などに含まれる変異原性物質(トリプP1、トリプP2等)を吸着・結合して排出し、変異原性を低減させます。