乳酸菌PA-3株

乳酸菌PA-3株とは

2015年、乳酸菌PA-3株『プリン体と戦う乳酸菌』としてヨーグルト市場に登場しました。

「生きて腸まで届く」といったキャッチコピーは見受けられませんが、この菌の研究成果からすれば、少なくとも「生きたまま胃腸に到達してプリン体もエネルギー源にして増殖する」ものと思われます。

PA-3株はラクトバチルス・ガセリ菌に属する乳酸菌です

機能性表示食品の関与成分にもなった

2019年、PA-3乳酸菌は食後の血清尿酸値上昇抑制の効果から機能性表示食品の関与成分になりました。

プリン体とは?

悪者なイメージが強いプリン体。実際には生物が生きていく上で必要なものでヒトの体内でも生成されています。

しかし過剰摂取してしまうと、高尿酸血症、痛風へとつながってしまうこともあります。

乳酸菌PA-3株の効果

プリン体を取り込み、利用する

乳酸菌PA-3株は、以下の代表的な3つのプリン体を菌体へ取り込みます。

  1. ヌクレオチド
  2. ヌクレオシド
  3. プリン塩基

そしてこれらを増殖する際に利用します。

つまりエサに食べてしまうということですね。

血清尿酸値の低下

治療を受けているヒトの血清尿酸値上昇を抑制

痛風と高尿酸血症の治療を受けている患者を2グループに分け、試験期間中は服薬を停止を停止。乳酸菌「PA-3株」を含むヨーグルトを1日2回、100グラムずつ8週間摂取したグループは、そうでなかったグループに比べ尿酸値上昇が抑制されました。

治療を受けていないヒトの血清尿酸値も低下

治療を受けていない人たちで行った試験では、乳酸菌PA-3株を摂取したグループがそうでないグループに比べ、血清尿酸値が低下したことも確認されました。

 

乳酸菌PA-3株はヒトの体内でプリン体を分解して取り込み、エサとして消費することから、プリン体が減少し、尿酸値が抑制されたとみられます。

菌概要

菌の名前
乳酸菌PA-3株
菌の由来-
利用時の菌の状態- 菌の強さ-
期待される主な効果 この菌を使用するメーカー

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菌の効果は研究成果であり、菌を含む製品の効果・効能ではありません。

※医薬品、医薬部外品、特定保健用食品などの一部の製品には善玉菌による整腸作用などの保健効果がある製品があります。