エノキタケ（エノキタケ抽出エキス）にはバイオジェニックス（菌体や菌の作り出した物質による効果）的な効果がが期待されます。

エノキタケ（エノキタケ抽出エキス）に期待される効果

免疫力強化

エノキタケ抽出エキスの入ったヨーグルトを、50、60代の男女職員24人で、えのきヨーグルト1個（エノキタケ抽出エキス600ミリグラム入り、75グラム） を１カ月間、毎日食べてもらい、（中高年を対象としたのは加齢とともに免疫機能が低下し、えのきヨーグルトを食べて免疫力がアップするかどうかを調べるため）、

摂取前と摂取後の血液中の成分を分析したところ、白血球中の「ヘルパーＴ細胞」が、摂取後には平均で６％増加したことがわかりました。

ガン予防

当時、長野県全体のがん死亡率は人口10万人に 約160人と、全国一低い割合だったことから、1972〜1986年に長野県厚生連北信総合病院と長野県農村工業研究所によって調査・研究が行われました。

エノキタケを良く食べるエノキタケ栽培家庭は約97人。男女別で は、男性は約57人、女性40人と、さらに低い割合になりました。

その結果を受け、さらに1998〜2002年、今度は国立がんセンター研究所と、県内のJA長野厚生連佐久・長野松代・北信・篠ノ井の４病院、長野県農村工業研究所が共同研究を実施されました。

きのこの摂取頻度や摂取量、食習慣などの聞き取り調査が行われました。

その結果エノキタケやブナシメジを「ほとんど食べない人」に比べ「週3回以上食べる人」は胃がんや大腸がんのリスクが減少することが分かりました。