プレーンヨーグルト 比較 明治ブルガリアヨーグルト vs ビヒダス vs ナチュレ 恵

日本の多くのスーパーにおいてあるプレーンヨーグルト

この3つのヨーグルトを比較してみたいと思います。

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いずれの製品も大手乳業の主力のプレーンヨーグルトで、おなじみのロングセラー製品ですね。

とはいっても、発売以来ずっと同じものが売られているわけではなく、度重なる改良を得て各製品ともますます洗練されてきています。

原材料・内容量・成分の比較

原材料は同じ構成

原材料は3つの製品すべて共通で『生乳、乳製品』です。

生乳とは無添加の牛乳という意味ですが、当然、加熱殺菌は行われているはずです。

内容量は明治ブルガリアヨーグルトが一番多い

ビヒダス、ナチュレ 恵が400gである一方、明治ブルガリアヨーグルトは450gです。

内容量に関しては他者に10%以上の差をつけて明治ブルガリアヨーグルトの勝利です。

成分の比較

100gあたりの成分比較表
  明治ブルガリアヨーグルト 森永ビヒダスプレーンヨーグルト 恵 ナチュレプレーンヨーグルト
カロリー 62kcal 65kcal 63kcal
タンパク質 3.4g 3.7g 3.6g
脂質 3.0g 3.1g 3.1g
炭水化物 5.3g 5.5g 5.2g
ナトリウム 51mg 50mg 45mg
カルシウム 109mg 120mg 110mg
その他     ガラクトオリゴ糖
0.5g

原材料が同じなので、成分表もほとんど差はでないはずなのですが、『恵ナチュレ』には100gあたり0.5gガラクトオリゴ糖が含まれています!

この『恵ナチュレ』に含まれるオリゴ糖は添加されたものでなく、独自の製法(乳糖分解酵素処理)によって乳糖が分解された際に生成されたものとのことです。

オリゴ糖はヒトの消化酵素で分解されず大腸まで到達し、大腸における主力の善玉菌であるビフィズス菌のエネルギー源になります。

『恵ナチュレ』は、

これらの要素を併せ持つシンバイオティクスなプレーンヨーグルトだったのです。

プレーンヨーグルトの比較なので成分・栄養価では差がつくことは意外ですが、ここではオリゴ糖を含んでいるナチュレ 恵の勝利です。

味・風味の比較

ヨーグルト独特の風味はラクトバチルス・ブルガリア菌とストレプトコッカス・サーモフィラス菌の協業により発酵されることによって醸しだされます。

3つの製品いずれにもこれらの菌が使用されているので、おいしいヨーグルトができるわけです。

3つのヨーグルトに共通することは、次のようなものです。

  • 酸味が控えめなこと
  • ヨーグルト独特の風味があること(変わったクセはない)
  • 当然ながら無糖(砂糖も添付されていない)で甘くないこと

このようにいずれの製品も万人受けする”プレーンヨーグルト”の要素を備えています。

ヨーグルトの味は、

  • 季節的な牛乳の味の変化
  • 製造されてから経過した時間
  • 食べる際のヨーグルトの温度

このような要因で変わってきてしまうと思いますが、私の印象は次のような感じです。

明治ブルガリアヨーグルトの味

酸素濃度を下げた状態で発酵させるという『まろやか丹念発酵』という特許製法で作られる明治ブルガリアヨーグルトは、ほどよい酸味があり、なめらかな風味があります。

後味の”ヨーグルトの風味”は明治ブルガリアヨーグルトが一番豊かなような気がします。

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ビヒダスの味

スプーンを入れると”さくっと”すくえます。

酸味は控えめでまろやか、コクもあります。

3つのヨーグルトの中では一番後味が爽やかに感じます。

この爽やかさがビヒダスの特徴ではないでしょうか。

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ナチュレ 恵の味

コクがあり、酸味もマイルドです。

個人的にはあまり特徴は感じないような気がしますが、おいしいプレーンヨーグルトです。

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それぞれのヨーグルトの効果

スーパーマーケットの「機能性ヨーグルトコーナー」にはR-1LG21など個食タイプのものばかりおいてあって、大型のプレーンヨーグルトは「普通の”ヨーグルト売り場」においてあることが多いです。

しかしながら、明治ブルガリアヨーグルト、ビヒダス、ナチュレ恵も特定保健用食品の表示許可を取得した立派な機能性ヨーグルトです。

いずれのヨーグルトにも『おなかなの調子を整える作用』があります。

具体的には、『腸内のビフィズス菌などの善玉菌を増やして、悪玉菌を減少させ腸内環境を改善させる』という効果です。

この効果はしっかりとした科学的根拠のあるもので、消費者庁お墨付きの信頼できるものです。

摂取目安量はいずれも1日100g程度ですね。

含まれる乳酸菌・ビフィズス菌が特定保健用食品の”関与成分”になっている

特定保健用食品の関与成分とは、整腸作用などの効果をもたらす根拠となる成分のことです。

  • 明治ブルガリアヨーグルトの乳酸菌の数が併せて110億個
  • ビヒダスには100gあたり20億個ビフィズス菌BB536株
  • ナチュレ恵には100gあたりガセり菌SP株を5億以上、ビフィズス菌SP株を10億個以上

これらの菌が特定保健用食品の関与成分になっているわけです。

100gあたりの菌の数については一見するとブルガリアヨーグルト菌数が他者に対して桁違いに多いように見えますが、これはビヒダスとナチュレ恵に含まれるブルガリア菌やサーモフィラス菌がカウントされていないためです。

明治ブルガリアヨーグルトの効果

整腸作用という保健機能から特定保健用食品になっています。

LB81乳酸菌の働きにより、腸内細菌のバランスを整えて、おなかの調子を良好に保ちます。

100gあたりL.bulgaricus 2038株を10億個以上、およびS.thermophilus 1131株を100億個以上 (LB81乳酸菌)含んでいます。

摂取目安量は1日100g以上、あるいはそれ以上(好きな量)です。

明治乳業の研究成果によると100gでも、250gでも”整腸作用”に関する効果についてはあまり差がないようです。

明治ブルガリアヨーグルトにはビフィズス菌は入っていませんが、私達の腸内にそもそも住んでいるビフィズス菌(善玉菌)を増やして悪玉菌を減らしてくれる効果を期待できます。

ビヒダスBB536 プレーンヨーグルトの効果

ビヒダスも特定保健用食品であり、整腸作用が期待できます。

このヨーグルトは生きたビフィズス菌(ビフィドバクテリウム・ロンガムBB536)を含んでいますので、腸内のビフィズス菌が増え、腸内環境を良好にし、おなかの調子を整えます。

100gあたり20億個以上のビフィズス菌BB536を含んでいます。

摂取目安量は1日100g以上、あるいはそれ以上(好きな量)です。

ナチュレ恵の効果

特定保健用食品であり、整腸作用が期待できます。

ガセリ菌SP株とビフィズス菌SP株の働きにより、腸内環境の改善に役立ちます。

100gあたりガセり菌SP株を5億以上、ビフィズス菌SP株を10億個以上含んでいます。

取目安量は1日100g以上、あるいはそれ以上(好きな量)です。

含まれるプロバイオティクス菌の比較

プロバイオティクス入りのヨーグルト、気になるのは整腸作用以外の効果ですね。

各社、プロバイオティクスの菌について研究をしていて、様々な効果が確認されていますが、公式サイトの商品紹介ページやパッケージにその効果を記載されていません。

せっかくの菌の研究効果を書かない(書くことができない)のは薬事法違反になってしまうからです。

菌の効果はあくまで”研究成果”として別のページに書いてあったりします。

もちろん、ここで紹介する"整腸作用以外"の菌の効果はあくまで研究成果であり、菌を含む製品の効果ではありません。(効果の保証などはありません。)

LB81乳酸菌の効果

LB81乳酸菌は定期的にヨーグルトの本場であるブルガリアから輸入される菌で、次のような効果が期待されます。

LB81乳酸菌はLactobacillusの「LB」とブルガリア菌2038株サーモフィラス菌1131株の末尾の「8」、「1」を組み合わせ命名されています。

  • 便の質の改善、便秘の改善
  • 悪玉菌を減少させ、ビフィズス菌を増加させることによる整腸作用
  • 整腸作用の結果、美肌効果
  • 腸管バリアシステムの強化
  • 腸内の免疫細胞への働きかけ

パッケージや公式サイトにはLB81乳酸菌が『生きたまま腸に届く』といったキャッチコピーは見受けられません。

これはLB81乳酸菌が胃酸などで全滅してしまうということを意味するわけではなく、LB81株の生き死にかかわらず効果が期待できると解釈すべきでしょう。

死んでしまった菌にも良い効果があることは実は100年以上の昔からわかっていました。

このような善玉菌の菌体自体による良い効果はプロバイオティクスではなく、バイオジェニックスと呼ばれることもあります。

ビフィズス菌BB536の効果

ビフィズス菌BB536株は、30カ国以上に輸出される日本発のビフィズス菌です。

ヒト由来の菌で、生きたまま腸に到達することができます。

  • 便秘予防と解消
  • NK細胞活性化
  • 花粉症予防
  • ETBF菌(日本人の約10%の人の大腸にいると推測される悪玉菌)を抑制して大腸ガンを予防
  • コレステロール値の低下作用
  • 病原性大腸菌0-157感染予防(マウスでの実験)
  • 潰瘍性大腸炎の症状を抑制
  • 骨の強度増強(骨粗しょう症のラットでの実験)

ビフィズス菌SP株

ビフィズス菌SP株はヒト由来の菌で、生きたまま腸に届きます。

  • 便秘予防と解消
  • NK細胞活性化
  • ストレス軽減
  • 病原性大腸菌0-157感染予防(マウスでの実験)

などの効果が確認されています。

ガセリ菌SP株

ガセ力SP株もヒト由来の乳酸菌で生きたまま腸に到達することができます。

ガセリ菌SP株は腸への定着性が特に高いことが特徴です。

生きた善玉菌を摂取しても数日ですべて排出されてしましますが、ガセリ菌SP株はなんと摂取して90日後にも検出されたという研究成果があります。もっとも定着性の高い菌といってもいいかもしれません

  • 便秘予防と解消
  • 免疫力強化
  • 内臓脂肪の低減(機能性表示食品の関与成分にもなっている)
  • インフルエンザ予防効果
  • コレステロール値の低下作用

などの効果が確認されています。

ガセリ菌SP株によって内蔵脂肪を低減させるという機能性表示食品が登場したりと、かなり”ホット”な乳酸菌です。→恵 ガセリ菌SP株ヨーグルト

菌の研究成果のまとめ

  LB81乳酸菌 ビフィズス菌BB536
  • ビフィズス菌SP株
  • ガセリ菌SP株
生きて腸に届く -
整腸作用(便秘の改善)
免疫力強化
インフルエンザ予防 - -
花粉症予防 - -
腸管バリア機構強化 - -
大腸ガン予防 - -
コレステロール値の低下 -
内臓脂肪の低減 - -
o-157予防・症状軽減 -
ストレス軽減 - -
潰瘍性大腸炎 - -
皮膚機能の改善・美肌 - -
骨の強化 - -

菌の効果は今までに動物実験や人を対象にした実験で確認された効果・期待される効果です。

今後さらなる研究が進めば新たな効果・効能もわかってくるかもしれません。

※ビフィズス菌SP株とガセリ菌SP株の効果は併せて表にまとめています。

各プレーンヨーグルトの特徴のまとめ

明治ブルガリアヨーグルトの特徴

  • 特定保健用食品で整腸作用が期待できる
  • 450gの内容量は他の製品に比べて50gも内容量が多い
  • ブルガリアから輸入される正統派の乳酸菌LB81を使い、『まろやか丹念発酵』で作られるヨーグルトは風味がとてもいい

ビヒダスBB536 プレーンヨーグルトの特徴

  • 特定保健用食品で整腸作用が期待できる
  • 世界で活躍するビフィズス菌BB536が含まれている
  • 味もおいしい

ナチュレ 恵 プレーンヨーグルトの特徴

数週間食べてみましょう

3つの製品いずれも、とてもおいしくて、消費者庁によって整腸作用の認められた魅力的なヨーグルトです。

それならば、「スーパーに行って価格のそのとき価格の安いものを買えばいい」と、思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかしながら、乳酸菌・ビフィズス菌などの善玉菌の研究では実験対象のヒトや動物に数週間にわたって毎日同じ菌を摂取してもらい、その効果を確かめています。

ある程度の期間、実際に食べてみて、

  • 自分にあっているかどうか(腸内フローラは人それぞれ違う)
  • おいしいと思うかどうか

など、検証してみましょう。

いずれのプレーンヨーグルトにも脂肪0バージョン(特定保健用食品ではない)がありますので、脂肪分が気になる方はそちらがオススメです。

→明治ブルガリアヨーグルト 脂肪0

→ビヒダスBB536プレーンヨーグルト 脂肪0

→ナチュレ 恵 megumi プレーンヨーグルト 脂肪0